フードビジネス最新情報 5/13号

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●調査:「通販の認知・購買」に関する世代別比較。Z世代、X・Y世代、シニア世代の行動が明らかに

長引くコロナ禍で追い風となっている、通販・EC市場に置いて、消費者の認知・行動を世代別に調査。Z世代では商品認知のきっかけは、SNSを活用し、自分の興味関心のあるものだけを調べたりしているようです。

通販の利用回数では、週に5〜6回以上利用しているZ世代は約30%と高頻度で、さらに定期購入率でもほぼ定期購入が32%と他世代に比べ高い結果に。Z世代の通販利用や定期購入のハードルの低さが顕著になりました。

●調査:家庭用ビールサーバー「キリン ホームタップ」はどのくらい浸透したのか

「キリン ホームタップ」の全国でのサービス開始から間もなく5年。月1以上のビール飲用者の認知率は約49%、認知者における利用率も約14%と一定の水準は維持しているようです。しかし、1年ほど認知率に大きな変化はない様子。現状はテレビCM中心の発信のため、他のコニュニケーション手段の検討も必要では、の内容。

1つ前の記事では、年齢層によって情報収集ツールの違いや、定額制サービス利用率の違いも見られました。今後の展開、どのような策がとられていくか、注目です。

●「回転すし業界」動向調査:コロナ禍でも過去最高へ 大手チェーン、10年で800店増加

コロナ禍で外食産業が苦戦するなか、「回転すし」市場が10年前に比べて1.6倍と好調ぶりが際立っている様子。世帯当たりの外食への支出が落ち込んでいる中、店内飲食の回復(ごちそう需要)や、テイクアウト需要の下支えもあったよう。

一方でロシア産水産品不足により、世界的な価格の高騰が深刻です。需要の高さは参入機会であるものの、今までの「一皿100円」とは違った戦い方が必要となりそうです。

●冷凍食品を扱う新たなブランド「Denny’s Table」2022年5月17日販売開始

レストランならではの味を自宅で。

ファミレスのデニーズが定番洋食料理を中心に冷凍食品の販売を開始します。昨今ライフスタイルや食の価値観の変化が大きくなり、手軽な冷凍食品への需要は高まりましたね。ファミレスチェーンの冷凍食品参入は今後も続々と増えてくるのではないでしょうか。独自の商品ポイントや価格帯など、期待や気になるポイントが多いです。